これまで何年も東京で暮らしてきたが、8月15日よりワシントンDCを新拠点とすることとなった。旅費を抑えるために安い航空便を乗り継ぐことにしたので、まず(一旦帰省していた)地元から東京まで飛行機で飛び、翌日に成田から8時間かけてシアトルへ、そしてシアトルで11時間待機の後、さらに5時間かけてDCにたどり着いたのだった。トランプ政権下である以上、入国審査に手間取るかもしれないと覚悟していたのだが、意外なほどあっけなく入国でき、拍子抜けした。
ワシントン到着後は、あらかじめ予約しておいたシャトルで空港からアパートまでまっすぐ向かった。バンを予約していたつもりだったが4人乗りのタクシーが待機していたので驚いた。あれでも40分は乗っていたかな。出国数日前まで、空港から電車で最寄り駅まで行くつもりだったのだが、長旅の疲労が蓄積している中、でかいスーツケースを2つも抱えて更に移動する元気はなかった。$70くらいかかったが、シャトルを予約したのは正解だった。
日本を出発する前に、ワシントンDCに関する物々しいニュースが飛び交っていた(参考:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB110TG0R10C25A8000000/)ので、治安を心配していたのだが、街は想像以上に平和だった。トランプが展開したという州兵は今のところ(8/20時点)見かけていないし、警察も時折パトカーを見かける程度で、至って普通という感じだ。ルームメイトいわく、メディアは少々センセーショナルに言い過ぎているとのことだが、実際そんな印象を受けた。といっても私はまだDCの北西の一部区画でしか活動していないのだけれども。
私のアパートはジョージタウン大学から徒歩圏内に位置しており、閑静な住宅街だ。区画はわかりやすく整備されており、基本的に直線の道に沿って、レンガ造りの2階建ての家が道を挟んでズラッと立ち並んでいる。私のいる辺りは道沿いの木々がウッソウと生い茂り、すぐ近くには公園という名の森があり、自然豊かな雰囲気だ。その辺を野ウサギが走っている。ルームメイトは、全米で最も平和な場所だと言っていた。
| 近所にいた野ウサギ |
ワシントンの気候は東京に似て、湿度が高く蒸し暑い。東京よりは幾分涼しいような気もするが、暑いものは暑い。冬は東京よりも寒くなるらしい。辛い。
まだDCの中心地には行っていない。ジョージタウン大学の近辺を多少歩いたくらいである。街の雰囲気は、穏やかな学生街という感じで、それなりに賑わってはいるがさほど混み合ってはいないので居心地が良い。到着したその日にPNC Bankで口座を開設した。対応してくれた人は、セニアマネージャーだと言っていたが、フレンドリーで感じが良かった。近所のスーパーの店員さんたちも基本感じがよく、今のところ嫌な気分になったことはない。
アパートは、長年哲学科の院生たちが引き継いで入居してきた部屋で、ルームメイトも哲学科の院生だ。親切な人でとても助けられている。しかしボロい。古い建物なのでボロいのは仕方がないし、風呂場の換気扇が轟音を立ててうるさいことを除けば、現状特に困っていない。家賃が破格に安いし、必要な設備は整っているので文句はない。食洗機があるのは素晴らしいことだ。あと、私と入れ替わりで退去していった別の院生がエアーマットレスを残してくれていたり、ルームメイトが枕とシーツをくれたり、勉強机と良いオフィスチェアが設置されていたりしたおかげで、入居してすぐにすんなりと生活に入ることができたのはありがたかった。とはいえ掃除が行き届いていなかったので、ここ数日は自分の生活スペースを中心に掃除を進めている。
最初に無茶な旅程で渡米し、ほとんどまともな睡眠が取れないまま勢いで口座開設や買い物などを済ましたことで、初日はDCの夜8時くらいに就寝することになった。おかげで時差ボケに苦しまずにすんだ。ここ数日は夜9時から10時ごろに寝て朝の4時から5時ごろに起きる生活になっている。
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